「千両」、縁起のいい名前からお正月には大人気1年を振り返ると、いろいろありました〜。
開店当初に決めていたパンを焼く姿勢、店に立つ姿勢は今もなんら変りません。変らずに続けられたのもお客様のおかげです。
大きなパン屋じゃないんだから、少しずつでもわかってくれる方を増やして、なんとかやっていけたら。そう思いながら慣れないことにオッカナビックリの日が続き、徐々に口コミでお客様が増えていった2月。すると突然、何が起きたか理解できないような行列、大混雑がやってきて。それはそれは凄まじく、今思うとよくやっていたなぁと。
想像もしていなかった事態に右往左往。駐車場で問題が起きたり、電話が鳴りっぱなしで作業に支障が出たり、予約に関してまだ取り決めもなかったので、全ての予約を受けてしまいショウケースのパンがガラガラ、行列はまだ続くのにパンはおわり、恐ろしいほどお客様にご迷惑をかけていました。
もちろん怒って帰られるお客さまもいらっしゃり、落ち込んだ日もありましたが、不思議なくらい前を見ていられたのは、美味しいよ、自分のペースでやっていいよ、そう言って下さるお客様がいてくれたから。「こんな混雑はそう長く続かないものだから」と考える元来の呑気さに助けられてもいたのですが、予想はあたらず(笑)、少しずつ改善策を。こちらの面倒なお願いも快く受け入れてくださり、以前のような混雑がなくなったのもお客様のおかげです。
そして7月、早めの夏休み。開店して半年なのに長期休暇とってもいいのかな?迷いはあったのですが、もっと強い「今こそ行かないと!」が勝ちました。はっきり思うのは、パリでの休暇が充実してたからこそ、この12月をパワフルに過ごせました。シュトレン大会に踏み切れたのも休暇があってこそ。
そうですね、今年のプチデジュで大きな出来事は12月のシュトレン大会です(笑)。個数制限せずに予約を受けると言った時のお客様の反応!「そんなことして大丈夫なの?」みなさんそうおっしゃいました。「いやいや、11月に50個焼いたばかりだし、もうそんなに予約もないですよ」私の勘て、おかしいくらい当てにならない〜。
こんな小さな店が数百個のシュトレンを焼くとは思ってもいませんでした。
シュトレン専用の箱を作ったこと、個数制限せずに予約を受けようと決めたことは、私からプチデジュへの開店1周年のお祝い、そんな思いつきだったのですが、思わぬことになりました。
来年もたくさんの「思わぬこと」が待ち構えているのでしょう。
「食」にたずさわる仕事を選び、「食」の大切さを痛感した1年。まだまだ勉強不足、力不足な店ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
良いお年をお迎え下さい!merci!




